薄かったし、すんなり読めそうでもあったので^−^
ある高校で、両親からの虐待に苦しんでいるクラスメートの男の子を救おうと
彼を慕う主人公の女の子が色々考え、行動に移そうとするストーリー。
なんでタイトルが「チョコ」なのかというと、
この男の子は学校では元気に振る舞い、
「チョコはみんなを幸せにしてくれる」と言って、
ことあるごとにみんなにチョコをあげるのだ。
作者の後藤彩さんは当時は現役の高校生だそう。
高校1年のときの作品かな?
感想はというと
正直、「次回作に期待!」って感じかな^−^;;
男の子のために奮闘する人たちがクラスメートのみんなっていうのが、
私にすれば正直リアリティがない印象を受ける。
心理描写もぐっと心を突き刺すようなものがほしかったかな。
テーマがテーマなのでね。
高校生が書いた話にすればとてもきれいにまとまってるけど、
プロの作家としてはこれから、という感じです。
でも、この後藤さんが虐待について真正面から取り組もう、
という気持ちはとても伝わってくる。
すごく若さがほとばしってるというか、
書き手の情熱がストレートに作品に現れてると思う。
たぶん彼女のメッセージは
「色々な問題に目をつぶらないで取り組もうよ」ってことだと
私は勝手に思ってるんだけど、
それがとてもよく伝わってきて、気持ちがいい。
ちなみに、この本は2005年の2月14日のバレンタインデーに刊行されたんだけど、
私が読んだのが2006年のバレンタインデーという、ちょっとした偶然!
バレンタインデーだからチョコだな、とは思いもせずに読んだんですがね。
こういう小さな偶然ってたまにあるよね^−^
チョコ。
著者名:後藤彩(著)
出版社:碧天舎
出版年:2005.02
ISBN :9784883468799

