2006年10月28日

杉本苑子 「今昔物語ふぁんたじあ」(初・続・続々)

おそらくこの本は現在廃刊になってると思うけど、
とてもいい本なので紹介しちゃおう^−^


タイトル通り、古典『今昔物語』を現代語訳したもの。
でも話自体が庶民の話で堅苦しくないので、古典が苦手な人もすんなり読める。


『今昔物語』とは、平安期の庶民の説話みたいなものだ。
だから庶民の生活がユーモアも交えて書かれており、とても楽しい。

当時の農民といったら、もちろん生活するので精一杯。
江戸時代のような娯楽などもほとんどなかったのではないかなあ。
私達が歴史で学習する平安国風文化は貴族の文化であり、
庶民の生活とはかけ離れているしね。


唯一庶民が心のよりどころにしていたのは、
おそらく浄土の教えだったんじゃないかな。
仏教はどんどん広がりを見せ、とくに
「現世で良い行いをすると死後極楽浄土へ行ける」という浄土の教えは、
農民に急速に広がっていったそうだ。


今昔物語では、お上、地獄、罰などに恐れおののく姿、
普段の生活に喜怒哀楽豊かに感じ入る姿をコミカルに描いている。
今の時代でも十分楽しめる作品だと思う。


今昔物語ふぁんたじあ

著者名:杉本苑子(著)
出版社:講談社
出版年:1978.01
ISBN :4061314378




今昔物語ふぁんたじあ 続

著者名:杉本苑子(著)
出版社:講談社
出版年:1978.05
ISBN :4061314742




今昔物語ふぁんたじあ 続々

著者名:杉本苑子(著)
出版社:講談社
出版年:1980.04
ISBN :4061316249

posted by izura at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 作者−さ行
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