2006年10月14日

吉田修一 「7月24日通り」

タイトルと表紙に一目惚れして図書館から借りてきた、
吉田修一さんの「7月24日通り」。
タイトルはポルトガル・リスボンにある通りの名前だそうだ。
どれだけおしゃれな話なのだろうと思ったら、日本の話だった^−^;;


あるOLの視点からかかれている。
ハンサムな弟とその彼女、妻を亡くした自分の父、
高校時代の憧れだった先輩その彼女、
そして今はその彼女と結婚している会社の同僚。
ふと知り合った普通の男。
日常のありふれた光景が、自分の町をリスボンに重ね合わせた幻想とともに流れていく。


淡々とかかれているようで、すべてがつながっている。
なぜ自分の町をリスボンに重ね合わせるようになったのかその理由と、
自分と周囲との関係が絶妙!

ありふれた光景なのに、吉田マジックにかかると少しスタイリッシュな光景に変身する。
さらさらっとした文体も大好き。

ラストは私の予想とは違っていた。
ということは、私は「まちがえたくない」人間なのだろう。


間違ってしまう人生も間違えない人生も、なかなか粋なものですがね^−^

今度映画化されるみたいので、見てみたいな。


7月24日通り

著者名:吉田修一(著)
出版社:新潮社
出版年:2004.12
ISBN :4104628034

posted by izura at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 作者−や行
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