各短編は、日常の些細な罪を軸に書かれている。
物を盗む女、元彼を裏切ってエリートと結婚した女、
彼氏の清潔じゃない部分が許せない女。
薄いのもあるけど、「次はどんな女性が出てくるんだろう?」とページをめくっている間に
あっという間に読み終えてしまった。
私の一番のお気に入りは、芸能人に恋して追っかけを始める母と、それを見つめる娘の話。
最後はほろりと来てしまった。
ちなみに母は夫を捨てて芸能人にほれ込んでしまった理由は
「握手で手を握られたから。」
人って、温かい肌の感触だけで心があったかくなるんだよね〜。
韓流ブームはまだまだ続きそうだけど、
はまっている奥様の中にはこういう心境の人もいるのかな・・・と考えると、
また違った見方でブームを捉えられそう。
ブラック・ティー
著者名:山本文緒(著)
出版社:角川書店
出版年:1997.12
ISBN :4041970040

