2007年08月05日

乙一 「暗いところで待ち合わせ」

この表紙でしょ。
このタイトルでしょ。
しかも作者は乙一さんでしょ。
もうどんな話かは決定だと思うでしょ。


彼の作品「GOTH」を読んだことあるけど、
最後はぞぞーっとして終わったんですよ。
だからそういうジャンルの話だと思って、
好きなジャンルじゃないけど、まあいいかと思って読んだわけです。


目に光を失った女性ミチルと、同僚を殺した罪で追われるアキヒロ。
この二人がひょんなことで知り合い、奇妙な同居生活を送ることに・・・
というストーリー。


前半は、突っ込みながら読んだ。
なかなか二人の接点が登場しない。
しかもミチルは、アキヒロが近くに潜んでいるのに気づかない。
いくら目が見えなくても、気配すら感じないのか?
と不思議でしょうがなかった。
100ページ読んで、「えー、こんなだらだらした調子で終わるわけ?」と
半ば機械的にページをめくってた。


でも、後半。
やられましたよ、私。

「お、いよいよ接点登場か?」と思ったあたりから、
どんどん展開がリズム良くなり、
二人の気持ちもどんどん変化し、
最後はびっくりのクライマックス。
前半のまったり感は、すべて後半のためにあったんですね〜


人と交わって傷つくなら、最初から交わらなければいい。
最初から人と関わらなければいい。
そんなこと、誰でも思ったことはあるんじゃないかな。
特に、自分の気持ちが伝わらないとき、
ひどく裏切られたときなんか、
親しい人なんて作らないほうがずっと気楽、なんて
思ったこともある。


でも、そんなことできやしない。
人と関わらずに幸せを感じることなんてできない。
傷ついてもぶつかっていって、その中で人の温かさや自分の思いに気づくことが、
自分をどれだけ優しい気持ちにさせ、自分を癒すことか。


ミチルとアキヒロがどんなラストを迎えるのか、
ぜひ読んでいただきたい作品です。
しかも、ラストの展開は予想だにしなかった展開になっていき、
1冊で2度おいしい、2種類のジャンルを楽しめる作品になっています。


それにしても、
乙一さんって、こんな作品書けるんだあ。
この人の引出しの多さにも脱帽。
もっと彼の作品も読んでみたいです^−^

暗いところで待ち合わせ

著者名:乙一(著)
出版社:幻冬舎
出版年:2002.04
ISBN :9784344402140

posted by izura at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 作者−あ行

レイ・ジョセフ 「新 1日24時間をどう使うか」

こういうテの本って、なぜか時々読みたくなるんですよね〜
昔は「3時間睡眠で1日を有効に使う」みたいなことを書いてある本も読みました。
やっぱり時間を無駄にしてるなーという日々の反省が
こういう本を読ませるんですかね^^;;


この著者のレイ・ジョセフという人は、アメリカのPRコンサルタントで
前作は250万部のベストセラーだったそう。


私が一番参考になったのは、

第4章 ぐずぐず病はこうして直す  ̄▽ ̄ノ


ついなんでも後回しにしてしまうんですよね、私。
追い詰められないとエンジンがかからないというか。
朝の準備などもそうなので、
どんなに早く起きようが活動するのは決まって同じ時間。
だからいつも慌ててるのです。


重要なのは朝からエンジン全開の状態を作ること、
ある程度集中できる時間を作って、
何も考えずにやらなければならないことを片付けてしまうこと。


また、第9章 山積みデスク一掃作戦も、私には耳がイタイ^^;;
私は何せ集中力散漫なので、次から次へとやることを机に出し、
こっちをちょこっと、飽きたらこっち、というように
それこそ無節操にやり散らかしてしまうのです。


当然だけど効率も悪いし、机も乱雑。
反省しました・・・・
でも机を片付けるのを後回しにしている、
実は反省していない私なのであった(−−)

新1日24時間をどう使うか

著者名:レイ・ジョセフ(著)
由布翔子(訳)
出版社:ダイヤモンド社
出版年:1992.10
ISBN :9784478730720

posted by izura at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 作者−外国